メッセージ
函館市は、北海道の南部に位置する北海道第3の人口(約24万人)を有する都市で、比較的温暖な気候で人情味に厚く、本州と結ぶ交通の要衝として、また、異国情緒に包まれた観光都市としても有名です。特に函館山から眺める夜景はとても美しく、毎年多くの観光客で賑わっております。
近年、少子高齢化の進展に伴い様々な問題が提起され、介護保険制度や医療保険制度の抜本改革等が強く求められております。また、プライマリ・ケアの推進、急性期医療、慢性期医療に対する対応等、数多くの問題が山積している中、予防医学が果たすべき役割は益々重みを増してきております。
函館市医師会としましては、北海道医師会、日本医師会との密接な連携により、医療に関わる諸問題を解決し、地域医療の確保を図ると共に、地域住民へのより良い医療の提供と保健・医療・福祉の展開に向け、鋭意努力していく所存でございますので、今後共、より一層のご理解とご支援をお願い申し上げます。
公益社団法人函館市医師会 会長 大原 正範
医師会とは
医師会は、単なる職能集団ではなく、民法上の社会的使命を有する公益法人です。医師会は、会員の英知を集めた医の倫理と論理とを持って提言し行動し、社会論理と整合しつつ国民の健康福祉と生活福祉を向上させることを目的とした学術集団です。
函館市医師会
函館市医師会は函館市を区域とし、その区域の会員で組織しています。函館市医師会は昭和22年に新制設立以来60余年を経過し、会員550余名を擁する北海道内では札幌市医師会、旭川市医師会に次ぐ郡市医師会です。
北海道医師会
北海道医師会は北海道一円を区域とし、その区域の郡市医師会(44医師会)及び医育機関(3大学)医師会の会員で組織しています。北海道医師会は会員8,200余名を擁する都道府県レベルの医師会です。
日本医師会
日本医師会は会内に日本医学会を置き、医学に関する科学及び技術の研究促進を図り、医学及び医療の水準向上に寄与しています。日本医師会は会員166,000余名を擁し、郡市医師会(891)並びに都道府県医師会(47)計938医師会を統括する組織です。
実施事業について
函館市医師会病院
設立目的
診療圏住民(函館市、渡島、檜山の道南三地区)に対する函館市医師会員のプライマリーケアの拡張を図り、バイオエシックスの理念に基づき、地域医療の充実を求めることにある。
病院理念
かかりつけ医と連携し、患者様や地域社会の健康作りに貢献し、皆様に選ばれる病院でありたいと考えます。
- 患者様の権利と生命倫理を尊重します。*十分な説明と情報開示により開かれた病院を目指します。
- かかりつけ医との連携により最新の医療を提供します。*共同診療により、一貫した安全な先進医療を行います。
- 地域医療の充実に支援病院としての責任を果たします。*24時間救急対応等、地域医療の中核的役割を担います。
函館市医師会健診検査センター
医師会の共同利用施設として発足、会員の中央検査施設として診療支援を行い、地域住民の健康管理の拠点として貢献することを目的としている。医師会立としての使命は、公益性と精度管理を重視した良質な検査情報の提供で、発足以来「精密・正確・迅速」を標語に広く活動し、道南地域唯一の公益性のある健診検査センターとしてなくてはならない存在となっている。
函館市医師会看護・リハビリテーション学院
本学院は、保健師助産師看護師法(昭和23年法律第203号)及び、理学療法士及び作業療法士法(昭和40年法律第137号)に基づき、看護師、理学療法士及び作業療法士として必要な専門的知識及び技術を修得させ、保健、医療、福祉等地域社会に貢献し得る有能な人材を育成することを目的とする。
函館市夜間急病センター
昭和51年6月1日開業。平成20年12月1日に函館市の施設である函館市総合保健センターの2階に移転し、函館市医師会が指定管理者となり診察をしております。函館市内の総合病院へ夜間に直接受診される方がおり、入院や救命が必要な重病患者さんに支障が出るなど、総合病院の医師の負担が増えております。従って、市内の総合病院では軽症患者の夜間の受診制限を行っております。夜の急な発病は、まず夜間急病センターを受診していただき医師が診察後、必要と判断した場合に検査や治療の整った病院に転送するというシステムとなっています。地域の医療を支えるために緊急性の高い患者さんが速やかに治療を受けられるように皆様にもこのシステムをお守りいただきますようお願い致します。
函館市医療・介護連携支援センター
医療と介護の両方を必要とされる高齢者が、住み慣れている地域で安心して自分らしく生活していけるように、医療・介護に携わる方々の連携やサポートを行います。また、市民の皆様を対象に在宅医療などに関する不安やお悩みの相談、及び情報提供なども行っておりますので、お気軽にご相談ください。
道南医学会
市民健康教室
函館地域産業保健センター
函館市医師会概要
団体名 | 公益社団法人 函館市医師会 |
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代表者 | 会長 大原 正範 |
職員数 | 約400名(公益社団法人函館市医師会全事業所合計 令和6年4月現在) |
所在地 | 〒040-0081 北海道函館市田家町5番16号 |
TEL | 0138-43-7700 |
FAX | 0138-43-7710 |
info@hakodate-med.org |
役員
会長 | 大原 正範 |
副会長 | 小西 宏明 |
副会長 | 小葉松 洋子 |
副会長 | 森下 清文 |
理事 | 岡和田 昌弘 |
理事 | 三上 昭廣 |
理事 | 枝澤 寛 |
理事 | 鈴木 康弘 |
理事 | 平田 康二 |
理事 | 本橋 雅壽 |
理事 | 中田 智明 |
理事 | 木田 毅 |
理事 | 妹尾 誠 |
理事 | 立石 晋 |
理事 | 岡田 晋吾 |
理事 | 椎谷 紀彦 |
理事 | 石坂 仁 |
理事 | 清水 信晶 |
理事 | 菅原 隆光 |
理事 | 檜山 繁樹 |
理事 | 平山 拓也 |
理事 | 滝 健児 |
理事 | 後藤 琢 |
理事 | 原口 浩一 |
理事 | 川口 篤也 |
理事 | 武藤 雅俊 |
理事 | 多田 智洋 |
監事 | 老田 誠 |
監事 | 矢和田 敦 |
函館市医師会の変遷
明治15年1月 | 函館の医師医業一統親睦会を開く。 |
明治28年1月21日 | 道庁告諭第1号により開業医函館医会を組織する。 |
明治39年11月17日 | 内務省令を以て医師会規則を発布し、医師会を郡市医師会と道府県医師会とし、共に任意設立強制加入とする。 |
大正9年4月11日 | 函館医師会第一次定時総会。会員195名。 |
昭和17年8月22日 | 新医師会令交付され総ての医師は会員たることを強制せられる。 |
昭和18年3月18日 | 北海道医師会函館支部より隣保代表及び予備代表を委嘱。 第1区代表・第2区代表・第3区代表・第4区代表・特別第2区代表・特別第3区代表、各2名ずつ選出。 |
昭和22年11月14日 | 北海道知事より社団法人函館市医師会設立認可される。 |
昭和22年11月28日 | 函館市医師会地区委員選挙。第1区・第2区・第3区・第4区・第5区・第6区・第7区、各2名ずつ選出。 |
平成23年4月1日 | 北海道知事より公益社団法人への移行が認定される。 |
歴代会長(新制函館市医師会設立後)
歴代会長名 | 任期期間 |
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竹田 侃一郎 | 昭和22年11月11日~昭和27年5月9日 |
清水 亮 | 昭和27年5月10日~昭和35年3月31日 |
平野 雄三郎 | 昭和35年4月1日~昭和41年3月31日 |
菊池 勝夫 | 昭和41年4月1日~昭和51年3月26日 |
藤岡 敏彦 | 昭和51年5月7日~平成2年3月31日 |
辻 功 | 平成2年4月1日~平成8年3月31日 |
後藤 曄 | 平成8年4月1日~平成12年3月31日 |
金井 卓也 | 平成12年4月1日~平成14年3月31日 |
山 英昭 | 平成14年4月1日~平成20年3月31日 |
伊藤 丈雄 | 平成20年4月1日~平成26年6月19日 |
本間 哲 | 平成26年6月19日~令和5年3月31日 |
大原 正範 | 令和5年4月1日~現在 |